自動標語作成機

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昨日の晩、サブ機のBIOSをアップデートしたら、初期値に戻って、RAIDが壊れた為、修復しようとして再び吹っ飛ばしてしまい、3ヶ月ぶりに再インストールしていると言う一体何を遣っているのか判らない眠い人です。
しかも、再インストールしたらマウスは効くのに、キーボードを認識しなくなっているし…。

矢張り、nforce560シリーズは地雷だったか等と思ってみたり。

で、その修復の最中に、急に腰痛が再発して、今日は殆ど動けずにいました。
こんな時に北朝鮮の飛翔物体が落っこちてこなくて良かったなぁ、と。
今、早く逃げろと言われても、逃げられません…。

そう言えば昨日、礼服を買いに町に出かける際、『拝啓、十五の君へ』を一気に読み終えてしまいました。
この本は、NHKで放映された『拝啓、十五の君へ』を一冊の本に纏めたものです。

アンジェラ・アキと言う一人の歌い手が作った、NHK全国学校音楽コンクール用の課題曲『手紙』が、作者の意図を超えて、全国の中学生に共感を持って迎えられ、コンクールの課題曲と言う枠を超えて歌い継がれようとしている様を追った取材を元に構成しているもので、内容は非常に感動的です。
特に、宮城県の中学校のたった2人しかいない合唱部が、このコンクール予選に出場する話。
三部合唱のパートなのに2名しか居ないので、本選に進むのは叶わない訳ですが、それでも、大舞台にたった2人で、美しいハーモニーを響かせたと言うくだりでは、涙が溢れそうになりました。
うみゅ、バスの中なんかで読む本じゃないですね。

民放の番組にもお涙頂戴は溢れているのですが、NHKとは違って、相手の目線に立って番組作りをするのは無いように思えます。
相手の目線に如何に立つ事が出来れば、感動は後からついて来るのではないでしょうか。
そう思わせるような本でした。

もう1冊は、『帝國ニッポン標語集』。
こちらは、只一向、戦前から戦中に掛けて公的機関や新聞社などが作った標語4,237句が羅列されているだけ、と言う本で、興味のない人には思いっきり退屈な本なのですが、その時代時代を映したものが鋭く切り取られているものとなっています。

この本の種本は、情報局第5部が作成した『国策標語年鑑』と言うもので、その項408頁に亘る大著で、1941年10月に初版が、1942年10月に追加版、そして、太平洋戦争もたけなわの1944年1月10日に昭和18年版が出ていたものです。
これに収録されているものを体裁だけ変えただけで、全部収録したもの。
御陰で、戦争プロパガンダとしての価値ある資料となっています。
尤も、この種本が編纂された目的は、標語選出をする担当の選者が、過去のものかどうかを確認する為のもので、408頁の内、34頁分は白紙で、今後新たに選出された標語を書き留める為のものだったりします。

因みに、この本の末尾には、「備考」として、「焼き直し類型」と言う項目があります。
これは、スローガンを考える人たちが、それを簡単に確認出来るようにする為のアンチョコです。

例えば、「○○へ」に続ける言葉は、「民一億の」、「大和心の」、「○○一致の」何れかを入れて、最後に「総進軍」、「力瘤」、「体当たり」、「総動員」、「勢揃ひ」を附ければ一丁上がり。

これを、今回のテポドン騒ぎに当て嵌めるとこうなります。
 「テポドンへ 民一億の 体当たり」
何か標語らしくなったでしょ?

「○○○○」に繋げるのは、「伸びゆく」「明るい」「輝く」「揺るがぬ」の何れかを入れて、最後に「銃後」「日本」「東亜」「亜細亜」を入れてみる。
 「神国日本 伸びゆく 東亜」とか…。

「○○に」の次に、「活かせ」「示せ」、と来て「八日の」、そして、「あの決意」「心意気」。
 「テポドンに 示せ八日の 心意気」

「○○は」の次に、「銃後に」「職場に」「我家に」と来て、「挙げる」か「挙がる」と繋げ、最後に「大戦果」「殊勲甲」「○○○」。
 「防諜は 職場に挙げる 殊勲甲」。

他にもこんなものが…。
「○○○○」の次に「銃後の」或いは「興亜の」と来て、「護り」或いは「固め」。
「○○へ」の次に、「我も一役」か「一人一人が」と来て、「御奉公」。
「○○は」、「○○で」か「誰にも」と来て「出来る御奉公」。

以下は韻を踏む形の類型。

「ガッチリ○○ ドッシリ○○」
「挙って○○ 揃って○○」
「○には○○ それには○○」
「進む○○ 後押す○○」
「小さな○○ 大きな○○」
「正しい○○ 明るい○○」
「捨身で○○ 親身で○○」
「決死で○○ 必死で○○」
「○○は 街にも 家にも 職場にも」
「○○は 何時でも 何所でも 誰にでも」
「○○へ 来たぞ ○○の 動員令」
「征けぬ身は ○○○で 御奉公」
「この○○ この○○が ○○○」
「その日 その日が ○○○」
「弾運ぶ 心で○○ ○○○」
「戸毎○毎 ○○○○」
「汗の鉢巻 ○○の襷」
「今日も一日 ○○○」
「○○に休日無し」
「○○三百六十五日」
「○○は ○○訓の 第一条」
「一億が 銃とる心で ○○○」
「○○が 一目で分かる ○○○」
「○○で、敵の○○と 一騎打ち」
「大東亜 築く○○だ ○○○」

これ以外には、『荒物屋』と称する以下の型を用います。
「空気 太陽 水 バナナ」や「電気 水道 瓦斯 ラジオ」がその好例。
また、3つの語句を合せた「三羽烏」と称する型の場合は、下の様な感じ。
「この子 強い子 興亜の子」、「精出せ 汗出せ 力出せ」、「黒い手 太い手 働き手」、「撃つ麻、勝つ麻、殖やせ麻」。
上の句を附けると「冠り三羽」となり、例えば、こんな感じ。
「造り出せ 撃つ船 勝つ船 築く船」とか「柏手を 打つ手 強い手 興亜の手」。

今の標語とか、番組宣伝句なんかにも多いですよね、こうした類型。

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