英国一家、日本をおかわり

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身に覚えの無いトラブルに巻き込まれる今日この頃です。
殆どが貰い事故なのですが、最終責任はうちにあるから始末に負えない。
余計な仕事は増えるし、もう好い加減にして欲しいです。

てな訳で、今日は現実逃避して、最近読んでいた本について。

『英国一家、日本をおかわり』(マイケル・ブース著/寺西のぶ子訳/角川書店刊)

昔、角川から出版された『英国一家、日本を食べる』と言う本の続編で、著者は文字通り英国人のトラベルライターです。
ただ、英国人にしては珍しく(?)料理の味が判る人で、フランスの有名店で修業した経験を持っています。
なので、トラベルライターと言っても、単なる旅行記では無く、食に関する記載もふんだんにあります。
この本は前回から10年、前回は全く右も左も分からない日本に来た英国人一家が、東京を中心に日本の食を手当たり次第に食べに行く、一種のフードファイターものだったのですが、この本が日本でもヒットして、幾度も日本に来ることになりました。

そして、その間にこの本を通じて、日本の食を掌る人達との繋がりが出来ていきます。
今回は、家族で久々に来日し、沖縄から北海道まで食べつくしの旅に出掛ける…のですが、家族の描写があるのは精々が九州くらいまで。
それからは、息子たちと、とか、ひとりでと言った話が結構続きます。

前作同様、家族みんなで食べ物に関するドタバタ劇を見るというのを期待する向きには、ちょっと残念な本になっていますし、食べ物についても、ミシュランの何ツ星の店での食事が中心で、庶民的な視点が欠けている様に思えます。
一方で、今回はシリアスに日本が抱える食の問題に積極的に切込んで行っています。
これは彼が外国人と言う視点を持っているからかも知れません。

例えば、以前はもっと純粋に「ラーメン最高!」的な感じだったのに、今は余りに蘊蓄に拘りすぎ、純粋にラーメンを食べて貰おうと言う気が感じられないラーメン屋のポリシーに疑問を持っています。
また、北海道のウニの話では、今迄豊富に採れていたウニが、北海道ではどんどん獲れなくなってきているとか、漁民や農民の高齢化についても文中でさり気なく触れています。

こうした文を読むに付け、作者はもしかしたら、日本人はもっと食に危機感を持つべきでは、と思っているのでは無いでしょうか。

もう少し掘り下げて、種子法廃止についても触れて欲しかったなぁとは思ったりして。


英国一家、日本をおかわり
KADOKAWA
2018-03-29
マイケル・ブース

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